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【男爵ラウンジ】鍵谷支配人に伺うビジョン、今後の展開とは?

「地域と連携し、新しいことに挑戦していきます。」

 

約6年の構想期間を経て七飯町に誕生した「男爵ラウンジ」。男爵いもの生みの親「川田龍吉(りょうきち)男爵」の進取のスピリットを受け継いだ同施設は、連日地域の方々や観光客で賑わいを見せている。開業から約3か月を迎え、少しずつ地域に定着化してきた今、同施設のビジョンや今後の展開について鍵谷孝之支配人に話を伺った。

 

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―男爵ラウンジのビジョンとは?

 

男爵いもの生みの親「川田龍吉(りょうきち)男爵」の功績を伝えながら、地域に貢献することです。このビジョンをもとに、館内は「ミュージアム」「ショップ」「ダイニング」の3つの要素で構成されています。

川田男爵が男爵いもを育て始めてのがここ、七飯町です。七飯や函館、道南の皆様に川田男爵の功績を改めて知っていただくきっかけになる施設になることを目指します。

また、館内に揃えるのは全国各地から揃えた「良いモノ」「珍しいモノ」ばかり。普段お目に掛れない文化を「五感」で感じていただき、日々の生活に取り入れて欲しい。そして毎日がちょっとだけ豊かになって欲しい。そんな想いで営業しております。

 

―開業して約3か月。改めて感じたことは?

 

4月25日にオープンし、すぐに10連休のゴールデンウィークが始まり…まさに怒涛のスタートでした。ただ連日たくさんのお客様にお越しいただき、オープン当初から非常に賑わったことは本当にありがたく思います。

また、想像以上に地元の方に来ていただいている印象があります。施設の建設段階から「何ができるんだろう」「どんな施設なんだろう」という注目があったのかもしれません。そういった意味でも幸先よくスタートできたと思います。

最近は町内会、介護施設、地元の団体などグループでお越しになるお客様が多く感じます。事前にご連絡いただければ10分程度の館内案内を行っておりますが、展示品を見ながら川田男爵の功績や人となりを説明すると、非常に関心を持って聞いていただけますよ。

今後はこの館内案内をより幅広い方に感動していただけるよう、見せ方や演出方法を研究・実践していきたいです。

 

―川田男爵にまつわる展示は、どこに注目して欲しいですか?

 

約500点の展示物がありますが、全体として「川田男爵の進取のスピリット」を感じていただきたいです。

北海道の近代農業の発展に貢献した川田男爵は、積極的に海外の技術を取り入れました。その背景には、青年時代にスコットランドに留学し、海外の技術力を目の当たりにしたことにあります。常に世界に目を向けながら、日本国内で地域の発展に寄与していた、貴重な存在でした。

館内には川田男爵が使用した、西洋からの農機具やハイカラな生活雑貨が数多く展示されています。当時の生活様式を思い浮かべながらゆっくりとご覧いただければ幸いです。

また、川田男爵を語るうえで欠かせないのは「ジェニーとの恋物語」。男爵いもを作るきっかけとなったスコットランド人女性とのエピソードを、金庫から見つかった90通のラブレターとともに紹介しております。こちらもぜひご覧ください。

 

―最後に、今後の展開について教えてください。

 

より地域との連携を強化していきます。

私たちが施設を構えるこのエリアは「峠下(とうげした)」と言うのですが、まずはこの峠下の施設同士で新しいことをしていきたいですね。実際、8月には隣の道の駅「なないろ・ななえ」、向かいの「北海道昆布館」と合同でスタンプラリーイベントを実施予定です。峠下、少し足を延ばして大沼エリア、更には七飯町全域と、地域との結びつきを大切にし、盛り上げていきたいと思います。

 

また、当館内での「体験プログラム」も充実させていきたいです。

例えば、地域の農家さんと連携した農業プログラムや、小中学生向けの近代農業を学ぶワークショップ、海外のお客様に向けた日本らしい文化も取り入れた体験など。現場スタッフとの意見交換を大切に、一つ一つ質の高いプログラムを実施していきます。

 

まだ開業して3か月ですが、川田男爵の「進取のスピリット」を継承し、新しいことにどんどん挑戦していきます。皆様、どうぞご期待ください!

2019.07.31 UP!
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