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【お部屋で夕食】提携店舗紹介:宝来町 阿佐利本店

「宝来町 阿佐利本店」といえば、お祝い事などの「ハレの日」に利用する、週末は特に予約が取れない老舗のすき焼き店というイメージが、函館市民にはきっとあると思う。そんな特別感のある名店のすき焼きを、当ホテルではお部屋でお召し上がりいただくことが可能だ。今回は同店代表の土橋孝多様に、お店の成り立ちやすき焼きへのこだわり、更には人気の「あのメニュー」の秘話についても伺った。

 

 

―阿佐利さんは100年以上続くお店とお伺いしました。

当店の創業は明治34年、1901年ですので、来年ちょうど120周年を迎えます。元々は精肉店(現在も1Fに併設)として開業し、およそ半年後にすき焼きのお店をオープンしました。よく老舗と呼んでいただいておりますが、函館市内には我々よりも長く営業しているお店がたくさんあります。そのうちの一つ、ご近所の「佐々木豆腐店」さんのお豆腐をすき焼きに使用したりもしていますよ。

すき焼きって、実は明治時代からの料理ってご存知ですか?江戸時代までは「鶏肉」を食べる文化で、牛肉を食べ始めたのは明治からだったそうです。当時、東京や大阪などの大都市で精肉店がすき焼き店をオープンさせるのが流行りでした。その流れに私達も乗って、函館に当店をオープンさせた経緯があります。

名前は店を構えるここ「あさり坂」が由来です。明治時代にこの付近で貝塚の発掘作業が行われ、「アサリの貝殻」が多く見つかったから、あさり坂。よく店名が坂の名前になったんですか?と聞かれますが、実は坂が先です(笑)。

建物は1934年(昭和9年)にここに建てたものです。1934年といえば函館市内で最大の火災が起きた年で、当店も全焼してしまいました。そこで当店創業者が青森は野辺地にあったこの建物を購入。総檜造りの建物を解体し函館まで運んで建て直しました。それからも既に85年以上経っていますね。

 

―函館市民にとってハレの日に利用するイメージがあります。

それはとても嬉しいことです。私たちは今まで自ら広告宣伝活動を一切してきませんでした。皆様の大切な機会に当店を利用していただけるのは、本当にありがたいことです。

また私たちとしては、もっと気兼ねなく利用していただきたいという想いもございます。本当の老舗と呼ばれるすき焼き屋さんは、仲居さんが全て調理してくれるのが一般的。ただ、食事する空間に知らない人がいたらなかなか寛げませんよね。ですので、当店は最初だけ仲居さんが調理をさせていただき、後はお客様自身で自由にお召し上がりいただくスタイルとしております。また、仲居さんがつきっきりでない分、質の高いお肉をお手頃な価格で提供できることも当店ならではかと思います。

 


※具材は時期により若干異なる場合がございます

―阿佐利さんのすき焼きの特徴を教えてください。

すき焼きの食べ方は全国各地でスタイルがありますが、当店は横浜の「牛鍋」に近いかもしれません。まずはお野菜を鍋に敷いて焼いていき、お肉を被せて、最後に割下を入れます。そうすることで、火が通って融けたお肉の脂が野菜に染み渡るんですよね。

こういうスタイルから、私たちは敢えて北海道産の牛肉を使用しておりません。北海道産は本州産に比べて融点が高く、脂が融けづらいんです。ですので、鹿児島や仙台、近江、松阪などから、当店のすき焼きに相性が良い産地のお肉を使用しています。全国どこからいらしたお客様にも満足していただけるすき焼きを提供したい、という想いがあります。

また、豆腐はご近所の「佐々木豆腐店」さんのもの、白滝は函館市内の「有限会社ツチヤ」さんのものを使用、野菜も函館近郊のものを使用していますよ。

 

 

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―すき焼きを届けているのは当館だけですか?またお召し上がりいただく皆様にメッセージをいただけますか?

最初お話を伺った時はやっぱり驚きましたよ(笑)。ただ男爵倶楽部ならではのサービスだと思いますし、他のホテルには一切提供しておりません。男爵倶楽部に届けるすき焼きは、お店で提供しているものをお皿ごとそのまま配達しています。お店さながらの味をホテルのお部屋でお楽しみいただけます。

料理は、食べる人のものだと思います。一応作り方はございますが、どう食べるかにこだわりすぎず、自由気ままに当店のすき焼きを楽しんでいただけたら嬉しいです。鍋を囲んでみんなでつつくことで会話が弾んだり、団欒出来ることってあると思います。私たちが提供するお鍋が、その空気づくりの一助となれば幸いです。

 

―最後に…私は1F精肉店で販売されている「すき焼き弁当」や「コロッケ」が大好きです。

実はどちらも手間暇かけて作っています(笑)。すき焼き弁当は1食ずつ、1人前のお鍋で作っているんですよ。またコロッケを揚げる油は、精肉店で扱う豚肉からラードを1から作って使用しています。全て手作りですので1日に400~500個が限界で、開店後30分で売り切れることが大半なんです。ご購入の際は事前予約をおすすめします!

 

【取材を終えて】

暖簾をくぐるだけで背筋がピンと伸びるような、歴史を感じる佇まいのすき焼き屋さん。何度か食事に伺ったことがあるにも関わらず少々緊張して訪問したが、土橋代表の物腰柔らかな人柄で顔のこわばりはすぐにほぐれた。
様々なお話を伺ったが、特に「料理は、食べる人のもの」という言葉が強く残っている。老舗と呼ばれるお店ほど、提供している料理の食べ方には一層こだわりがあると思っていた。ただ、阿佐利さんは伝統にとらわれず食べ方をお客様に委ね、団欒して食べていただきたいというその場の「雰囲気づくり」に重きを置いていた。阿佐利さんに対するイメージが変わり、以前よりもっと身近に感じることができたし、お客様への素敵な想いをたくさんの方に伝えたいと思った。
積み重ねた歴史を感じつつ老舗の味を堪能したいならお店で、自宅のように寛ぎながら味わいたいなら当ホテルのお部屋で。あくまで肩肘張らずに、函館が誇るすき焼きを楽しんでいただきたい。

 

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【部屋街食】「宝来町 阿佐利本店」すき焼き

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■食材
A5和牛ロース(2人前~)・椎茸・白滝・長ねぎ・玉ねぎ・三つ葉・お新香(自家製)・たまご・道南産白米「ふっくりんこ」(2人前2合)
※お米は事前に炊飯器で炊いていただきます。
※具材は時期により若干異なる場合がございます

■ご注文方法
下記プランからのご予約よりご予約いただけます。
【1泊2食】函館老舗人気店「阿佐利本店」直送!お部屋でA5ランク和牛「すき焼き」+選べる朝食付

もしくはお電話にて「事前予約」を承ります(お一人様税込4,400円、2名様~ご注文可能)。
※ご予約は前日17時まで。当ホテルにお電話ください。
※毎週水曜日はお店の定休日の為ご提供することができません。その他都合より提供不可日を設ける場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

■お店情報
《住        所》函館市宝来町10-11
《電        話》0138-23-0421
《営業時間》11:00~21:30(20:30OS) ※精肉店10:00~17:00
《定  休  日》毎週水曜日
《駐  車  場》あり

 

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2020.04.01 UP!
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