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【男爵倶楽部のルーツを辿る】川田龍吉と男爵倶楽部のつながり

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【男爵倶楽部のルーツ】川田龍吉男爵という人物

 

■なぜ男爵倶楽部?

 

弊社代表取締役・木村の祖父と川田家は古くから親交があり、川田龍吉が経営していた会社を引き取った経緯がございます。男爵の功績を後世に伝えるために、かつては函館市の隣町・北斗市で「男爵資料館」を運営していました(現在閉館中、展示品は七飯町・THE DANSHAKU LOUNGEにてご覧いただけます)。

そして2004年、弊社の新たな取り組みとして、日本随一の観光地・函館にホテルを建てる計画が立ち上がりました。これから先、函館にはホテルが更に増えていくだろうと予見し、違いの際立つ個性のあるホテルにしたい。龍吉の「進取のスピリット」を継承した、既成概念に捉われず新しいことに挑戦し続けるホテルにしたい。そういった想いから、龍吉の爵位を冠した「男爵倶楽部」という名前となりました。

その名に恥じぬよう、他館とは違う男爵倶楽部だけの過ごし方、旅行スタイルを提案し続けていきます。それが、我々のミッションです。

 

■進取のスピリットを受け継いだ取り組み

 

○コンドミニアム型ホテル

男爵倶楽部は2007年に開業。当時の函館市内は全室キッチン付き・滞在型宿泊施設「コンドミニアム」が浸透しておらず、52室という規模では初めての試みでした。観光地・函館でも肩肘張らず、まるで別荘のように自由気ままに過ごせるスタイルは画期的で、話題を呼びました。

先例が少ない中で、数々のハードルがあったものの、龍吉のように研究を重ねて開業に至りました。現在は毎年お越しいただけるリピーター様や、避暑目的で1か月ほどご滞在される首都圏からのお客様など、たくさんのお客様にご愛顧いただいております。

 

○街が食卓

男爵倶楽部は、敢えてレストランを設けておりません。お客様には函館の味覚をご満喫していただきたいですし、私たちが飲食店を紹介することで地域への貢献にもなると考えるためです。このコンセプトを「街が食卓」と呼んでいます。

かつて旅行といえば、ホテル内で朝夕食が賄われる「1泊2食」が主流。ただ、せっかく食の宝庫・函館にお越しいただいているのに、ホテル内で食事を完結させるのは非常に勿体ない。函館・道南を大きな食卓と考え、お客様のご要望に沿った飲食店をご紹介するスタイルを敢えて採用しております。

 

○男爵パスポート

2017年より「街が食卓」の一環として、提示をすれば当ホテルの提携店にてサービスが受けられる「男爵パスポート」という取り組みを開始。2019年9月現在、50店舗以上と提携しております。飲食店は寿司屋や洋食レストラン、ラーメン店など各ジャンルを網羅。その他、観光施設やガソリンスタンドでもサービスを受けられますよ。

函館には美味しいお店がたくさんございますが、その分選ぶのが大変。男爵パスポートの提携店舗は当ホテルが本当にお勧めできるお店のみですので、旅行計画を立てる際にもきっと役に立つことでしょう。

 

○地域との連携

先述の「街が食卓」「男爵パスポート」のように、男爵倶楽部の根底には「地域との連携」という意識がございます。地域のお店へのご紹介や、企業とのコラボレーションによって、お客様により質の良いサービスをご提供しつつ、共に地域を盛り上げていきたいという考えを持っております。

男爵倶楽部のロングセラー商品「男爵倶楽部オリジナルショートブレッド」は、隣町・北斗市のスイーツショップ「ジョリ・クレール」とのコラボレーションによって生まれました。龍吉とジェニーとの恋物語をイメージしたパッケージに包まれたスコットランドの伝統的なお菓子は、大切な人に贈るお土産として人気商品です。

 

2018年にはスイートルームをリニューアル。その際、全4室をそれぞれ4名の函館市在住クリエイターに依頼しプロデュースを手掛けていただきました。4者4様のコンセプトルームは、クリエイターの意匠を感じながら優雅に滞在できるお部屋に仕上がっております。

また2016年に北海道新幹線が開業し、青森と函館の距離感も一層近くなりました。青函をひとくくりの地域と考え、積極的に青森の良い商品をホテルに取り入れております。例えばハイクラスの客室には、「COFFEE COLORS」のコーヒー、「コノハト茶葉店」の緑茶と、共に青森市の店舗のものを採用しております。

 

かつて地域の方々と協力して函館・道南の発展に寄与した川田龍吉のように。今後も男爵倶楽部は、地域の皆様との繋がりを大切にし、発展に貢献できるよう努力しつつ、当ホテルらしいステイをご提案して参ります。

 

 

 

2019.10.01 UP!
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